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2020年1月雇用統計

就業者数が大幅減

2020年02月28日

経済調査部 研究員 田村 統久

小林 俊介

サマリー

◆2020年1月の完全失業率(季節調整値)は2.4%と、前月から0.2%pt上昇した。内訳を見ると、失業者数は前月差+12万人と増加し、就業者数は同▲25万人と大幅に減少した。非労働力人口も同+23万人と大幅に増加した。なお、失業者数を求職理由別に見ると、「自発的な離職」による求職者の増加幅が最も大きい。

◆1月の有効求人倍率(季節調整値)は前月から0.08pt低下し、1.49倍となった。新規求人数の大幅減少が影響した。同月に求人票の様式が変わり、掲載する情報の種類や量が増加したことを受けて、一部に求人の提出を見送る動きが出ていたようだ。

◆先行きの労働需給に関して、当面は新型肺炎の感染拡大の影響度合いが焦点になる。新型肺炎に伴う悪影響が拡大していく場合は、労働需給は緩和方向に向かう可能性が高い。ただし、新型肺炎の感染拡大が短期的に収まる限りは、労働需給が逼迫した状態が続くとみており、失業率は横ばい圏で推移しよう。有効求人倍率は、2019年12月以前に提出した全ての求人票の有効期限が切れ、2020年1月以降に提出した求人票しか有効求人数に入らなくなる2020年3月以降は、横ばい圏の動きに戻るとみている。

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