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2019年8月鉱工業生産

外需低迷で低下基調が続く、8月景気動向指数は再び「悪化」へ

2019年09月30日

経済調査部 エコノミスト 鈴木 雄大郎

小林 俊介

サマリー

◆8月の生産指数は前月比▲1.2%と2ヶ月ぶりに低下し、コンセンサス(同▲0.5%)を下回った。8月の輸出数量指数は同▲4.5%と大幅に低下しており、外需の弱さが影響したとみられる。

◆出荷指数と在庫指数を見ると、出荷指数が前月比▲1.4%と2ヶ月ぶりに低下し、在庫指数は同0.0%と横ばいであった。その結果、在庫率指数は同+2.8%と上昇に転じた。在庫率は高水準を維持しており、当面は生産の調整圧力が残存するだろう。

◆製造工業生産予測調査によると、9月は前月比+1.9%、10月は同▲0.5%である。また、計画のバイアスを補正した9月の生産指数(経済産業省による試算値、最頻値)は同+0.3%と推計されている。9月は増税前の駆け込み需要を背景とした一部業種における上昇が見込まれるものの、10月以降の基調は外需の悪化を受け、足踏みが続くだろう。

◆10月7日に公表予定の8月景気動向指数の一致CIは前月差▲0.3ptの99.4と予想する。この数値を前提とすると、基調判断は「悪化」へ下方修正される。「悪化」となるのは2019年4月以来となる。

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