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2019年3月機械受注

実績、先行きともに増加も割り引いてみるべき

2019年05月22日

経済調査部 エコノミスト 鈴木 雄大郎

小林 俊介

サマリー

◆3月の機械受注(船電除く民需)は前月比+3.8%と2ヶ月連続で増加した。内閣府が公表した4-6月期の見通しは前期比+15.7%と大幅増を見込んでいるが、これには5月から再燃した米中貿易摩擦の影響が含まれておらず、割り引いてみる必要がある。

◆受注額を業種別に見ると、製造業は前月比▲11.4%と2ヶ月ぶりに減少した。業種別に見ると、造船業、はん用・生産用機械などが全体を押し下げた。他方、非製造業(船電除く)は同+13.4%と3ヶ月ぶりに増加した。製造業に弱さが見られる中、非製造業は底堅く推移している。

◆外需は前月比+9.0%と2ヶ月連続で増加したが、18年秋以降、均すとほぼ横ばいで推移している。また、外需の4-6月期の見通しは前期比+1.1%となっている。

◆先行きの機械受注は、緩やかな減少基調が続くと予想する。世界経済の減速により製造業は減少基調をたどるが、相対的に輸出依存度の低い非製造業において人手不足に対応するための省人化投資などの底堅い需要が期待されるため、受注全体では緩やかな減少にとどまるとみている。

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