サマリー
◆2018年4月の貿易統計によると、輸出金額は前年比+7.8%(市場コンセンサス:同+8.7%)と前月(同+2.1%)からプラス幅が拡大、輸入金額は同+5.9%と前月(同▲0.6%)からプラス転換した。貿易収支は6,260億円と2ヶ月連続の黒字となった。
◆輸出数量(大和総研による季節調整値)は前月比+3.7%と2ヶ月連続で増加した。地域別に見ると、EU向け(同+18.4%)、米国向け(同+5.5%)、アジア向け(同+0.8%)で幅広く増加した。商品別に見ると、EU向けでは船舶の大幅な増加があった他、自動車も全体の押し上げに寄与した。米国向け、アジア向けでも自動車が大きく増加しており、全体を押し上げている。
◆先行きの輸出数量について、増加基調は維持するがその増勢は鈍化するとみている。2017年度の輸出は、米国を中心とした在庫循環上の回復や共産党大会を控えた中国経済の加速に支えられてきたが、今後はこれらのプラス要因が剥落するとみている。ただし、海外経済が大きく腰折れする可能性は低く、米国の減税効果という新たなプラス要因が顕在化することで増加基調は維持されるとみている。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
同じカテゴリの最新レポート
-
消費データブック(2026/2/3号)
個社データ・業界統計・JCB消費NOWから消費動向を先取り
2026年02月03日
-
2025年12月鉱工業生産
半導体製造装置の減産などが押し下げ要因/軟調な推移が続く見込み
2026年01月30日
-
2025年10-12月期GDP(1次速報)予測~前期比年率+0.7%を予想
2四半期ぶりプラス成長も一時要因を除けば力強さを欠く内容か
2026年01月30日
最新のレポート・コラム
よく読まれているリサーチレポート
-
中国によるレアアース・レアメタルの輸出規制は日本の実質GDPを1.3~3.2%下押し
供給制約により、自動車産業を中心に生産活動の低迷が懸念される
2025年12月05日
-
2026年の日本経済見通し
1%弱のプラス成長を見込むも外需下振れや円急落、金利高等に注意
2025年12月23日
-
生成AIが描く日本の職業の明暗とその対応策
~AIと職業情報を活用した独自のビッグデータ分析~『大和総研調査季報』2024年春季号(Vol.54)掲載
2024年04月25日
-
中国経済:2025年の回顧と2026年の見通し
不動産不況の継続と消費財購入補助金政策の反動で景気減速へ
2025年12月23日
-
高市政権の財政政策は更なる円安を招くのか
財政支出の拡大ショックは翌年の円安に繋がる
2025年12月18日
中国によるレアアース・レアメタルの輸出規制は日本の実質GDPを1.3~3.2%下押し
供給制約により、自動車産業を中心に生産活動の低迷が懸念される
2025年12月05日
2026年の日本経済見通し
1%弱のプラス成長を見込むも外需下振れや円急落、金利高等に注意
2025年12月23日
生成AIが描く日本の職業の明暗とその対応策
~AIと職業情報を活用した独自のビッグデータ分析~『大和総研調査季報』2024年春季号(Vol.54)掲載
2024年04月25日
中国経済:2025年の回顧と2026年の見通し
不動産不況の継続と消費財購入補助金政策の反動で景気減速へ
2025年12月23日
高市政権の財政政策は更なる円安を招くのか
財政支出の拡大ショックは翌年の円安に繋がる
2025年12月18日

