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2018年3月鉱工業生産

1-3月期は8四半期ぶりの低下、増産ペースは徐々に減速する見込み

2018年04月27日

前田 和馬

小林 俊介

サマリー

◆2018年3月の生産指数は前月比+1.2%となり、2ヶ月連続で上昇した。生産は増加した一方、出荷は減少し、在庫水準は上昇した。製造工業生産予測調査で見ると、2018年4月:同+3.1%、5月:同▲1.6%となっている。また、4月の先行き試算値(生産計画のバイアスを補正した値)は同+1.4%となっている。

◆1-3月期の生産は前期比▲1.4%となり、8四半期ぶりに低下した。1-3月期の生産には一服感が表れたものの、4月の計画は前月比+3.1%と、3ヶ月連続のプラスを見込んでいる。世界経済の拡大を背景として、生産は引き続き堅調に推移するだろう。ただし、足下で在庫水準が積み上がっている点には注意が必要であり、増産ペースは徐々に減速していくものとみられる。

◆6月以降に関しては、非常に緩やかな増産を見込んでいる。資本財については、増勢が弱まる可能性はあるものの、世界経済の拡大を背景として堅調さを保つであろう。国内向けの設備投資についても、2018年においては好調な企業業績と更新需要が全体を押し上げるとみている。一方、外需の下振れリスクには警戒が必要である。米国の保護主義的な政策とそれに伴う各国の対抗措置により、通商摩擦が激化する場合には、世界貿易の停滞へと繋がる。また、FedとECBの出口戦略が、世界経済の成長を下押しする可能性にも留意する必要があろう。

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