サマリー
◆2018年1月の生産指数は前月比▲6.6%となり、コンセンサス(同▲4.0%)を大きく下回った。輸送機械工業の減産が低下に大きく寄与したことに加えて、全ての業種で生産指数が低下した。
◆製造工業生産予測調査で見ると、2月:前月比+9.0%、3月:同▲2.7%となっている。また、2月の先行き試算値(生産計画のバイアスを補正した値)は同+4.7%となっている。生産予測調査通りに2-3月が着地した場合、1-3月期は前期比+0.2%、2月が試算値の前月比+4.7%、3月が同▲2.7%となった場合、1-3月期は前期比▲2.5%となる。1月の大幅な減産を踏まえれば、1-3月期の生産は前期比でマイナスとなる可能性があり、生産に一服感が表れよう。
◆4月以降に関しては、非常に緩やかな増産を見込んでいる。資本財については、増勢が弱まる可能性はあるものの、世界経済の拡大を背景として堅調さを保つであろう。国内向けの設備投資についても、2018年においては好調な企業業績と更新需要が全体を押し上げるとみている。一方、外需の下振れリスクには警戒が必要である。Fedの出口戦略に伴い米国の金利が急速に上昇する場合には、米国経済の下押し圧力になることに加えて、新興国市場からの資金流出を招く懸念がある。
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