サマリー
◆11月の生産指数は前月比+0.6%となった。生産と出荷(同+2.4%)が増加し、在庫が同▲1.0%と減少した。製造工業生産予測調査で見ると、12月:同+3.4%、2018年1月:同▲4.5%となっている。
◆世界経済の回復による輸出拡大を受けて、足下の増産基調は維持されており、基調判断は「持ち直しの動きがみられる」から「持ち直している」に上方修正された。
◆増産の牽引役である半導体製造装置は、IoTや車載向けの半導体需要を背景に、世界の市場規模が拡大している。2018年の市場規模は前年比+7.5%の601億ドルになると見込まれ、2017年よりは成長率が鈍化するものの(2017年:同+35.6%の559億ドル)、今後も堅調さを維持するであろう。
◆2018年2月以降に関しては、非常に緩やかな増産を見込んでいる。資本財については、世界経済の回復を背景として、半導体製造装置等を中心とした輸出拡大が全体を牽引するだろう。一方、外需の下振れリスクには警戒が必要である。Fedの出口戦略に伴い米国の金利が急速に上昇する場合には、米国経済の下押し圧力になることに加えて、新興国市場からの資金流出を招く懸念がある。
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