サマリー
◆2017年6月の全国コアCPI(除く生鮮食品)は前年比+0.4%と6ヶ月連続のプラスとなり、市場コンセンサス(同+0.4%)通りの結果となった。財・サービス別(4分類)の寄与度の「変化」を見ると、「耐久消費財」「半耐久消費財」が小幅に押し上げ、エネルギーを含む「コア非耐久消費財(除く生鮮食品)」が概ね横ばい、「サービス」が小幅に押し下げに寄与した。
◆2017年7月の東京都区部コアCPI(中旬速報値)は、前年比+0.2%(6月:同+0.0%)となった。前月からの寄与度の「変化」を確認すると、「耐久消費財」「コア非耐久消費財」「サービス」が押し上げに寄与した一方で、「半耐久消費財」は概ね横ばいとなった。7月の東京都区部コアCPIの結果を踏まえると、7月の全国コアCPIは前年比+0.5%と見込まれる。
◆先行きの全国コアCPIの前年比は、基調として見ると当面プラス幅を緩やかに拡大させるとみている。ただし、ドル円レートと原油価格が現在の水準で推移する場合、2017年秋以降に、全国コアCPIの上昇ペースが鈍化し始めるとみられる。さらに、2018年の全国コアCPIに関しては、ゼロインフレ方向に後戻りする可能性が出始めている。
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