サマリー
◆2017年4月の全国コアCPI(除く生鮮食品)は前年比+0.3%と4ヶ月連続のプラスとなり、市場コンセンサス(同+0.4%)を小幅に下回った。財・サービス別(4分類)の寄与度の「変化」を見ると、「半耐久消費財」と「サービス」が押し下げに寄与する一方で、「耐久消費財」とエネルギーを含む「コア非耐久消費財(除く生鮮食品)」が全体を押し上げた。
◆2017年5月の東京都区部コアCPI(中旬速報値)は、前年比+0.1%(4月:同▲0.1%)と15ヶ月ぶりにマイナス圏から脱した。5月の東京都区部コアCPIの結果を踏まえると、5月の全国コアCPIは前年比+0.4%と見込まれる。
◆先行きの全国コアCPIの前年比は、基調として見るとプラス幅を緩やかに拡大させるとみている。当面の焦点は、引き続き円安と原油・LNG高の持続性だ。現在、2016年11月以降の円安と原油価格上昇の動きが一巡し、足下で方向感の乏しい展開になっている点には留意したい。為替レートと原油価格が現在の水準で推移する場合、2017年秋以降に、全国コアCPIの上昇ペースが鈍化し始めるとみられる。
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