サマリー
◆2016年8月の機械受注統計によると、国内設備投資の先行指標である民需(船舶・電力を除く)は、前月比▲2.2%と3ヶ月ぶりに減少したが、市場コンセンサス(同▲4.7%)は上回った。製造業・非製造業ともに3ヶ月ぶりに減少したものの、均してみれば、足下の機械受注は底堅く推移していると判断できる。
◆需要者別に受注を見ると、製造業は前月比▲4.0%、非製造業(船舶・電力を除く)は同▲1.9%と、ともに3ヶ月ぶりに減少した。一方、外需は同+6.8%と2ヶ月ぶりに増加した。
◆設備投資の先行指標である機械受注は先行き、緩やかに増加する展開を予想している。タイトな労働需給を背景とした合理化・省力化投資に加えて、非製造業においては、交通・物流インフラ整備向けの投資などが期待される。ただし、世界経済の停滞や円高・ドル安、依然力強さに欠く内需を背景として、企業収益に頭打ち感が見られており、設備投資に対する慎重姿勢が強まりつつある点には留意したい。
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