サマリー
◆2016年7月の生産指数は前月比+0.0%と横ばいの推移となり、市場コンセンサス(同+0.8%)を下回った。また、7月の出荷指数は同+0.9%と2ヶ月連続の上昇、在庫指数は同▲2.4%と3ヶ月ぶりの低下、在庫率指数は同+0.9%と、2ヶ月ぶりの上昇となった。出荷が増加し、在庫が減少する中で生産が弱含んでおり、在庫調整の進展が生産の下押し圧力となったもようである。生産予測調査で見ると、8月:前月比+4.1%、9月:同▲0.7%と、8月に増産したのち、9月に減産する計画となっている。経験則上8月の計画は大幅に下方修正されることが多いことを考慮すると、おおむね横ばい圏の動きが続くと見込まれる。依然として在庫水準は高止まりしていることから、在庫調整による生産の下押しが続く公算が大きい。
◆10月以降に関しても、生産は一進一退の推移が続くとみている。勤労者世帯の可処分所得および年金受給世帯所得の伸び悩みを背景に、個人消費は横ばい圏での推移が続くとみている。加えて、円高の進行を受けて企業の収益環境が悪化する中、国内設備投資の増加も、人手不足対応の省力化投資や研究開発・省エネ関連投資など、的を絞った内容となる可能性が高い。外需については、一部に堅調な品目がみられるものの、当面横ばい圏での推移が続くだろう。
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