サマリー
◆2016年1-3月期の全産業(金融業、保険業除く)の経常利益は前年比▲9.3%と、2011年10-12月期以来となる2四半期連続の前年割れを記録した。売上高が同▲3.3%と減少したことが減益の主因である。さらに、減価償却費の増加で固定費が増加したことも利益を下押しした。
◆2016年1-3月期の全産業(金融業、保険業除く)の設備投資(ソフトウェア除く)は前年比+4.3%と12四半期連続で増加を維持したものの、伸び率は2四半期連続で縮小した。季節調整値で見ると、前期比+1.4%と2四半期ぶりの増加となった。季節調整値の動きを業種別に見ると、製造業は同+1.2%、非製造業は同+1.5%であった。企業収益に陰りが見え、企業の設備投資マインドが冷えつつある中においても、1-3月期の設備投資は持ち直しの動きが生じており、底堅い結果であったと判断できる。
◆今回の法人企業統計の結果を受けて、1-3月期GDP二次速報(6月8日公表予定)では、実質GDP成長率が前期比年率+2.2%(一次速報:同+1.7%)と、一次速報から上方修正されるとみている。公共投資、在庫投資が下方修正される一方、民間企業設備が大きく上方修正されることで、全体としては一次速報を上回る見通しである。
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