サマリー
◆2016年3月の生産指数は前月比+3.6%と、2ヶ月ぶりの上昇となった。市場コンセンサス(同+2.8%)対比でも上振れしている。しかし、1-3月期で均すと前期比▲1.1%と2四半期ぶりのマイナス着地である。また、出荷指数は前月比+1.4%と小幅な上昇にとどまり、在庫指数は同+2.8%、在庫率指数は同+3.5%と、3ヶ月ぶりの上昇に転じた。予測調査指数は4月同+2.6%、5月同▲2.3%と一進一退であるが、同指数は震災の影響を現時点で反映できておらず、当面の予測実現率は通常よりも低い水準にとどまる公算が大きい。
◆先行きの生産は当面弱含むとみている。今回の予測調査は一進一退の動きを示しているが、同指数は震災の影響を現時点では反映できておらず、当面の予測実現率は通常よりも低い水準にとどまる公算が大きい。また、賃金上昇率および年金受給世帯所得の伸び悩みを背景に、消費を中心とした内需の本格的な回復には時間がかかるだろう。加えて円高の進行を受けて企業の収益環境が悪化する中、国内設備投資の増加も、人手不足対応の省力化投資や研究開発・省エネ関連投資など、的を絞った内容となる可能性が高い。
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