サマリー
◆2016年1月の企業関連の指標は総じて底堅く推移した。鉱工業生産指数が前月比+3.7%となり、3ヶ月ぶりに上昇した。一方、機械受注(船舶・電力を除く民需)は鉄鋼業で大型受注が計上され、前月比+15.0%と大幅に増加した。
◆2016年1月の家計関連の指標を見ると、個人消費が停滞する一方、労働需給に関しては引き続きタイトな状況であることが確認された。実質消費支出は前月比▲0.6%と2ヶ月ぶりに減少した。完全失業率(季節調整値)については3.2%と、前月から0.1%pt改善した。また、有効求人倍率(季節調整値)は前月から0.01pt上昇し1.28倍となり、1991年12月(1.31倍)以来24年ぶりの高い水準であった。
◆今後発表される経済指標では、3月30日に発表される2月の鉱工業生産指数に注目している。製造工業生産予測調査によれば、2月は減産の見通しとなっているが、これは系列部品会社の工場の爆発事故に伴って大手自動車メーカーが2月に一時、国内車両工場の稼働を停止した要因によるところが大きい。加えて、年明け以降、世界経済の先行き不透明感が強まっており、2月も想定以上の減産を強いられていた可能性も排除できない。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
同じカテゴリの最新レポート
-
消費データブック(2026/2/3号)
個社データ・業界統計・JCB消費NOWから消費動向を先取り
2026年02月03日
-
2025年12月鉱工業生産
半導体製造装置の減産などが押し下げ要因/軟調な推移が続く見込み
2026年01月30日
-
2025年10-12月期GDP(1次速報)予測~前期比年率+0.7%を予想
2四半期ぶりプラス成長も一時要因を除けば力強さを欠く内容か
2026年01月30日
最新のレポート・コラム
よく読まれているリサーチレポート
-
中国によるレアアース・レアメタルの輸出規制は日本の実質GDPを1.3~3.2%下押し
供給制約により、自動車産業を中心に生産活動の低迷が懸念される
2025年12月05日
-
2026年の日本経済見通し
1%弱のプラス成長を見込むも外需下振れや円急落、金利高等に注意
2025年12月23日
-
生成AIが描く日本の職業の明暗とその対応策
~AIと職業情報を活用した独自のビッグデータ分析~『大和総研調査季報』2024年春季号(Vol.54)掲載
2024年04月25日
-
中国経済:2025年の回顧と2026年の見通し
不動産不況の継続と消費財購入補助金政策の反動で景気減速へ
2025年12月23日
-
高市政権の財政政策は更なる円安を招くのか
財政支出の拡大ショックは翌年の円安に繋がる
2025年12月18日
中国によるレアアース・レアメタルの輸出規制は日本の実質GDPを1.3~3.2%下押し
供給制約により、自動車産業を中心に生産活動の低迷が懸念される
2025年12月05日
2026年の日本経済見通し
1%弱のプラス成長を見込むも外需下振れや円急落、金利高等に注意
2025年12月23日
生成AIが描く日本の職業の明暗とその対応策
~AIと職業情報を活用した独自のビッグデータ分析~『大和総研調査季報』2024年春季号(Vol.54)掲載
2024年04月25日
中国経済:2025年の回顧と2026年の見通し
不動産不況の継続と消費財購入補助金政策の反動で景気減速へ
2025年12月23日
高市政権の財政政策は更なる円安を招くのか
財政支出の拡大ショックは翌年の円安に繋がる
2025年12月18日

