サマリー
◆2015年11月の企業関連の指標は、弱さが見られる内容であった。鉱工業生産指数が前月比▲0.9%と3ヶ月ぶりに低下したほか、機械受注(船舶・電力を除く民需)も、前月比▲14.4%と3ヶ月ぶりに減少した。一方、輸出数量については、季節調整値(季節調整は大和総研による)は前月比+0.5%と3ヶ月連続で増加した。
◆2015年11月の家計関連の指標を見ると、個人消費は低調な動きが続いている。一方、労働需給に関しては、引き続きタイトな状況であることが確認された。実質消費支出は前月比▲2.2%と3ヶ月連続で減少した。完全失業率(季節調整値)は前月から0.2%pt悪化し、3.3%となった。有効求人倍率(季節調整値)は前月から0.01pt上昇し1.25倍であった。
◆12月の貿易統計で輸出数量に持ち直しの動きが見られるか確認したい。11月の輸出数量に関しては、地域別に見ると欧州とアジア向けの輸出が好調であった。中国経済は小売や生産といった統計には底打ちの兆しが見られ、アジア向けの輸出数量が引き続き底堅く推移するだろう。ユーロ圏の消費者信頼感指数は改善傾向が見られ、欧州向けの輸出数量も堅調に推移することが期待できる。これらを勘案すると、12月の貿易統計では輸出数量の回復が十分に期待できるだろう。
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