サマリー
◆2015年4-6月期の実質GDP成長率(二次速報)は前期比年率▲1.2%(前期比▲0.3%)と、一次速報(前期比年率▲1.6%、前期比▲0.4%)から上方修正され、市場コンセンサス(前期比年率▲1.6%、前期比▲0.4%)も上回った。実質GDP成長率の改訂幅が小幅なものに留まったことなどを総合的に評価すると、今回の二次速報は、日本経済が輸出と消費の弱さを背景に「踊り場」局面入りしたという当社のこれまでの見方を再確認させる結果だと言えよう。
◆一次速報からの改訂内容を需要項目別に見ると、設備投資が下方修正される一方で、在庫投資が予想以上の上方修正となり、全体を押し上げた。在庫投資は前期比寄与度+0.3%ptと一次速報(同+0.1%pt)から上方修正となり、市場予想(同+0.2%pt)を上回った。形態別に見ると、在庫投資の4形態全てが上方修正され、3形態(「製品在庫」、「原材料在庫」、「流通在庫」)で在庫が増加している。足下で、在庫積み上がりの様相が強まっている点に留意が必要であろう。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
同じカテゴリの最新レポート
-
一時152円台に突入したドル円レート、日本経済への影響と円高の背景
10円の円高ドル安でGDPは▲0.16%も多くの企業・家計にはプラス
2026年09月09日
-
2026年9月日銀短観予想
AI・半導体需要で製造業は改善、非製造業はコスト増で悪化を予想
2026年09月09日
-
鉱工業生産は当面AI・航空・防衛関連需要がけん引
他方で、中東情勢等による下振れリスクに注意
2026年09月09日
最新のレポート・コラム
よく読まれているリサーチレポート
-
2026年ジャクソンホール会議の注目点は?
ウォーシュ議長はインフレ抑止に対する姿勢を明確に打ち出すか
2026年08月20日
-
“TACO”指数で読む トランプ大統領の“TACO”化の兆し
市場と世論が映す政策転換のサイン
2026年08月13日
-
高市政権誕生後の長期金利をどうみるか
2035年に3.3~4.0%程度で、海外保有拡大で更なる上昇も
2026年08月12日
-
第230回日本経済予測
円安・金利上昇下の日本経済と成長力強化への課題①AI活用による経済への影響、②資産市場と経済の好循環、を検証
2026年08月21日
-
GPIFガバナンス改革の功罪と課題解決の道
目先の運用見直しの可能性は低いが、硬直的運用への対応が課題
2026年08月13日
2026年ジャクソンホール会議の注目点は?
ウォーシュ議長はインフレ抑止に対する姿勢を明確に打ち出すか
2026年08月20日
“TACO”指数で読む トランプ大統領の“TACO”化の兆し
市場と世論が映す政策転換のサイン
2026年08月13日
高市政権誕生後の長期金利をどうみるか
2035年に3.3~4.0%程度で、海外保有拡大で更なる上昇も
2026年08月12日
第230回日本経済予測
円安・金利上昇下の日本経済と成長力強化への課題①AI活用による経済への影響、②資産市場と経済の好循環、を検証
2026年08月21日
GPIFガバナンス改革の功罪と課題解決の道
目先の運用見直しの可能性は低いが、硬直的運用への対応が課題
2026年08月13日

