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4月消費統計

弱さが目立つ内容だが先行きは明るい

2015年05月29日

経済調査部 エコノミスト 久後 翔太郎

サマリー

◆2015年4月の家計調査によると、実質消費支出は季節調整済み前月比▲5.5%と減少した。振れの大きい住居や自動車などを除いた実質消費支出(除く住居等)で見ても同▲3.5%と減少しており、低調な結果であった。


◆供給側から個人消費動向を捉えた商業動態統計を見ると、4月の名目小売販売額は、季節調整済み前月比+0.4%と2ヶ月ぶりに増加し、緩やかな減少傾向に歯止めがかかりつつある。


◆先行きの個人消費は増加傾向へ転じるとみている。個人消費の前提となる賃金の動きを確認すると、一般労働者、パートタイム労働者の双方で上向きの動きが見られている。さらに、2015年度のベースアップは昨年を上回る上昇率となり、所得環境の先行きは視界良好だ。加えて、原油価格の低迷が今後も物価を押し下げる公算であり、家計の実質購買力を一層高めるだろう。消費者マインドに関しても、足下で改善傾向となっており、先行きの個人消費を下支えするとみている。

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