サマリー
◆2015年2月の企業関連の指標は、春節の影響もあり持ち直しの動きに足踏みが見られる内容であった。鉱工業生産指数は前月比▲3.1%と3ヶ月ぶりに低下した。輸出数量指数(大和総研による季節調整値)は前月比▲7.8%と3ヶ月ぶりの低下となった。機械受注(船舶・電力を除く民需、季節調整値)は、前月比▲0.4%と2ヶ月連続で減少した。
◆2015年2月の家計関連の指標を見ると、個人消費は足下で弱い動きとなっていることが示され、雇用環境に関しては改善が続いていることが確認された。実質消費支出は季節調整済み前月比+0.8%と増加した。ただし、振れの大きい住居や自動車などを除いた実質消費支出(除く住居等)で見ると、同▲1.4%と減少した。完全失業率(季節調整値)は前月から0.1%pt低下し、3.5%となった。有効求人倍率(季節調整値)は前月から0.01pt上昇し、1.15倍となった。
◆大和総研では、海外経済の拡大に伴う輸出の増加により、生産は増加傾向で推移するとみている。しかし、2月の生産指数が春節による輸出の減少もあり大幅な低下となったことに加え、製造工業生産予測調査でも3月の生産減少を見込んでおり、先行きの生産に減速懸念が残る内容であった。予測調査に照らすと3月の生産は減少となる公算が高いが、4月30日に公表される製造工業生産予測調査では、4月・5月と生産が拡大傾向で推移する見通しとなることで、足下でくすぶる生産の減速懸念が払しょくされるか否かが焦点となろう。
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