サマリー
◆労働力調査によると、2014年12月の完全失業率(季節調整値)は、前月から▲0.1%pt低下の3.4%となった。雇用者数は、前月差+49万人と3ヶ月ぶりに増加し、自営業主・家族従業者を含めた就業者数を見ても、同+43万人と3ヶ月ぶりの増加となった。今後、緩やかに景気拡大が続く中、雇用者数・就業者数は、増加基調が続く見込みだ。
◆一般職業紹介状況によると、2014年12月の有効求人倍率(季節調整値)は前月から+0.03pt上昇し、1.15倍となった。また、新規求人倍率は前月から+0.13pt上昇し1.79倍となった。労働需給の逼迫感が高まっていることを確認できる結果だった。
◆12月の雇用関連統計を総じて見ると、雇用環境が大幅に改善したと判断できる。企業の雇用不足感が高まり、先行きについても一層の雇用不足を見込む結果だった12月日銀短観と整合的な結果である。完全雇用に近づきつつあることから、就業者数の増加や失業者数の減少ペースが鈍化する可能性もある。しかし、緩やかに景気拡大が進む中、原油安の影響で企業の経営環境が改善していることもあり、失業率や有効求人倍率に見る労働需給はさらにタイトになるだろう。
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