サマリー
◆労働力調査によると、2014年11月の完全失業率(季節調整値)は、前月から変化せず、3.5%となった。雇用者数は、前月差▲9万人と2ヶ月連続で減少し、自営業主・家族従業者を含めた就業者数を見ても、同▲10万人と2ヶ月連続の減少となった。雇用者数・就業者数は、高水準の推移が続いているものの、増加基調に陰りが見えている。
◆一般職業紹介状況によると、2014年11月の有効求人倍率(季節調整値)は前月から0.02pt上昇し、1.12倍となった。また、新規求人倍率は前月から▲0.03pt低下し1.66倍となった。
◆11月の雇用関連統計を総じて見ると、雇用環境の改善ペースは鈍化が見られた。ただし、先行きについては、景気が緩やかに拡大する中、求人は再び増加基調を強めるとみられる。完全雇用に近づきつつあるため、就業者数の増加や失業者数の減少ペースは鈍くなるとみられるものの、失業率や有効求人倍率に見る労働需給はひっ迫した状況が続くと見込まれる。
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