サマリー
◆2014年9月の家計調査によると、実質消費支出は季節調整済み前月比+1.5%と増加した。ただし、振れの大きい住居や自動車などを除いた実質消費支出(除く住居等)で見ると、同▲1.1%の減少であった。
◆供給側から個人消費動向を捉えた商業販売統計を見ると、9月の名目小売販売額は、季節調整済み前月比+2.7%と2ヶ月連続で増加した。すべての業種が前月から増加していることに加え、増税前の水準を取り戻しており、力強い結果であったと言える。特に、「織物・衣服・身の回り品小売業」(同+7.4%)、「飲食料品小売業」(同+1.8%)などの増加寄与が大きかった。「織物・衣服・身の回り品小売業」に関しては、秋物商材の販売が堅調であったことが増加の要因であるとみられる。
◆9月の個人消費は、需要側・供給側ともに良好な結果であった。特に、業界統計に見る新車販売台数が堅調なことに加え、鉱工業指数に見る耐久消費財出荷の多くの内訳項目が増加に転じるなど、反動減に苦しんだ耐久消費財に底打ちの動きが見られることはポジティブな材料である。
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