サマリー
◆4月1日に公表予定の2013年3月日銀短観において、大企業・製造業の業況判断DI(最近)は▲7%pt(前回調査からの変化幅:+5%pt)と大幅な改善を予想する。前回調査以降ドル円レートは10円以上円安に振れており、企業収益も改善が見込まれている。鉱工業生産指数を見ても2012年11月を底に上昇に転じており、今後も上昇が予測されていることなどから、幅広い業種で業況感の改善が期待できる。
◆大企業・非製造業の業況判断DI(最近)は7%pt(前回調査からの変化幅:+3%pt)と、3四半期ぶりの改善を予想する。円安による収益改善により、「卸売」で大幅な改善を見込むほか、足下で個人消費が好調であることから、「小売」も改善が期待できる。一方で、「電気・ガス」や「運輸・郵便」では、円安による輸入コストの上昇が収益を押し下げるため、業況感は悪化が見込まれる。
◆2013年度の設備投資計画(全規模・全産業)は前年比▲0.7%と、小幅の減少が示されると予想する。例年の設備投資計画の修正過程の傾向を考慮すると、2013年度の設備投資(全規模・全産業)は、前年比増加となる可能性が高い。設備投資はこれまで低水準での推移を続けてきたが、企業の設備投資意欲は緩やかながら改善傾向にあるとみられる。海外経済の回復と円安を追い風として、設備投資は緩やかに上昇を続ける見込みである。
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