サマリー
◆2012年7-9月期GDP1次速報(2012年11月12日に公表予定)では、実質GDPが前期比▲1.0%(年率換算▲4.1%)と5四半期ぶりのマイナス成長になる見込みである。
◆個人消費はエコカー補助金終了の影響で、前期比▲0.8%と6四半期ぶりのマイナスになると予想する。また、設備投資は前期比▲3.1%と2四半期ぶりのマイナス、住宅投資は前期比+1.1%と2四半期連続のプラスになる見込み。公共投資は、前期比+3.6%と、引き続き本格化が期待される復興需要で3四半期連続のプラスを予想する。内需は6四半期ぶりのマイナス寄与となる見込み。
◆輸出は前期比▲4.8%と3四半期ぶりのマイナス、輸入は前期比▲0.9%と13四半期ぶりのマイナスとなる見込みである。海外経済の減速に伴う輸出の減少により、外需寄与度は前期比▲0.6%と見込んでいる。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
同じカテゴリの最新レポート
-
2025年10月貿易統計
トランプ関税の悪影響が継続。今後は米中リスクにも警戒が必要
2025年11月21日
-
2025年10月全国消費者物価
サービス価格や耐久消費財価格の上昇が物価上昇率を押し上げ
2025年11月21日
-
中国の渡航自粛要請は日本の実質GDPを0.1~0.4%下押し
今後は対中輸出などへの波及に要注意
2025年11月21日

