7月雇用統計

雇用環境は非常に緩やかながら改善が続く

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2012年09月03日

  • 齋藤 勉

サマリー

◆雇用環境は緩やかな改善が続く:2012年7月の完全失業率(季節調整値)は4.3%となり、前月から横ばいでの推移となった。また、有効求人倍率は0.83倍と、前月から0.01pt改善した。総じてみれば、雇用環境は緩やかに改善傾向にあると言えるだろう。

◆雇用環境は改善が続くと見込む:先行きも、雇用環境は非常に緩やかながら改善を見込んでいる。トレンドとして増加の続く医療、福祉業や、緩やかに消費の増加が続く旅行や外食等のサービス関連などで、求人数や就業者数の増加が見込まれる。一方で、海外経済の減速に伴う国内製造業の足踏みが求人数の減少につながれば、雇用環境は改善ペースを弱める可能性があるため、注意が必要だ。

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