4月雇用統計~緩やかな改善が続く

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2012年05月29日

  • 齋藤 勉

サマリー

雇用環境は緩やかな改善が続く:2012年4月の完全失業率(季節調整値)は4.6%となり、前月から0.1%pt悪化した。また、有効求人倍率は0.79倍と、前月から0.03pt改善した。新規求人倍率も前月から0.09pt改善しており、労働需要の強まりはポジティブに捉えられる。総じて見れば、雇用環境は緩やかに改善傾向にあると言えるだろう。

雇用環境は先行き改善を見込む:先行きについては、雇用環境の改善は続くと考えている。復興需要などを背景とした企業業績の改善は、労働需要を更に強め、雇用環境の改善につながるだろう。一方で、労働需給のギャップが拡大していることには注意が必要である。

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