2021年03月10日
サマリー
◆2022年4月に予定される東京証券取引所(東証)の新市場への移行を控え、上場企業は準備作業に入っている。
◆最近では、決算に関する説明資料などで自社の市場選択の方向性、上場維持基準に対する自社の該当性、上場維持基準を踏まえた株主還元の考え方、市場区分の変更に関わる事業等のリスク、を示す企業が見られるようになっている。
◆現時点で考え方を示している企業は多くはないが、移行基準日や新市場区分の選択申請が近づく中で、投資家に考え方を示す企業が増えてくると予想される。株主総会で株主から企業が選択しようとしている市場がいずれであるのかを問われることも想定される。
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