東証再編のスケジュールに変更はあるのか

2022年4月1日の新市場の移行には影響はなさそうだが……

RSS

サマリー

◆東京証券取引所(東証)の市場第二部やマザーズから市場第一部への昇格に関する基準を強化することを含む現行制度の改正について、3月に予定されていた改正要綱の公表が遅れている。

◆現行制度の改正がいつ行われるか多くの企業が注目しているが、予定通り7月ということになれば、意見募集の手続きなどを考えると、スケジュールは極めてタイトと言わざるを得ない。新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言は解除されたばかりであり、現行制度の改正時期が再考される可能性もあるのではないか。

◆まずは現行制度を見直す改正プロセスに遅れが出ているため、東証再編に関する全体のスケジュールに影響が出る可能性が指摘されることもある。だが、日本取引所グループの清田CEOの直近の会見によれば全体的なスケジュールに影響はないようである。

このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。

執筆者のおすすめレポート