東証の新市場区分をどう選択するか
プライム市場の上場維持基準に適合しない企業の視点から
2020年05月15日
サマリー
◆東京証券取引所(東証)の新市場区分への移行は2022年4月に行われる。上場企業は2021年9~12月の間に、新たに設けられるプライム市場、スタンダード市場、グロース市場(いずれも仮称)のいずれかを選択する必要がある。
◆東証は2021年6月末を移行基準日と設定して、その時点で各上場企業の上場維持基準の適合可否を判定し、7月末を目途に結果を通知する予定である。
◆上場企業が留意すべきことは、①上場維持基準の算定方法、②適合可否の通知内容、③適合可否を受けての判断、である。
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