サマリー
近年、私たちの身近な食卓にのぼる魚とその価格について大きな変化を感じる人は多いのではないだろうか。特に顕著な事例が、秋のサンマの漁獲の減少と、それに伴う価格の高騰である。10年ほど前までは、秋になればスーパーなどでサンマの特売があり、大振りの脂がのったサンマが一尾100円弱で買えたものだったが、今や、やせ細った小型のサンマ一尾が200円以上することも珍しくない。また、北海道や東北地方では秋サケの遡上量が激減し、地場産業に深刻な影響を与えている例もある。これらの主因の一つとして挙げられているのが、地球規模の温暖化に代表される気候変動である。この温暖化が更に進行もしくは継続した場合、我々は今まで通りに魚を食べ続けていけるのだろうか。
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