法人税率引き下げと代替財源の議論(1)

課税ベース拡大編—受取配当益金不算入、繰越控除の縮小も視野に

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2014年03月26日

サマリー

◆2014年3月12日に、政府税制調査会に法人課税ディスカッショングループ(以下、法人課税DG)が設置され、初会合が行われた。


◆法人課税DGでは、法人税の税率引き下げを行う一方、その代替財源を法人税の課税ベース拡大、地方法人税改革、他税目から求めることの検討が行われている。


◆法人税の課税ベース拡大の案としては、受取配当金益金不算入や欠損金の繰越控除の縮小など、他税目からの増収案としては、給与所得控除の縮小や株式譲渡益・配当等の課税強化などが候補に挙がっている。

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