銀行等の議決権保有規制の見直し

いわゆる5%ルールの例外措置の拡充

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サマリー

◆2013年1月25日、金融審議会「金融システム安定等に資する銀行規制等の在り方に関するワーキング・グループ」は、報告書をとりまとめた。この中には、銀行等による議決権保有規制(いわゆる5%ルール)の見直しも盛り込まれている。


◆報告書は、銀行等による議決権保有規制そのものについては、上限(5%)も含めて現行規制を維持するものとしている。ただし、地域経済の再活性化や企業の再生などの観点から、事業再生会社、ベンチャービジネス会社、事業承継、デット・エクイティ・スワップなどについて、5%を超える議決権の保有を認める例外措置を拡充(=規制緩和)することを提言している。


◆今後、報告書に基づいて、制度整備に向けた準備が進められるものと思われる。

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