2021年12月24日
サマリー
◆EUの銀行・証券・保険の監督当局(ESAs)は、2021年10月22日、SFDRにEUタクソノミーとの整合性を示すための開示項目を追加した、レベル2ドラフト・ファイナルを公表している。
◆この後のプロセスとしては、レベル2ドラフト・ファイナルを踏まえ、欧州委員会がレベル2を正式に採択することが待たれる。私見だが、レベル2ドラフト・ファイナルの内容は、SFDRの影響を受ける市場参加者にとって、対応に苦慮する、厳しいものである。そのため、今後の注目点は、欧州委員会による採択にあたって、レベル2ドラフト・ファイナルの内容がどこまで「素通り」してくるか、である。
◆レベル2ドラフト・ファイナルの特記事項としては、「SFDRの『DNSHテスト』、免除されない」、「ソブリン・スプリット」、「EUタクソノミー適格割合、最大で六通りの算出・開示が求められる」、「『サステナブル投資』、‘S’の最低割合の開示が求められる」、「EUタクソノミー適格割合、デリバティブは分子に不算入」といった点が挙げられる。
◆欧州委員会が欧州議会及びEU理事会に宛てたレター(2021年11月25日付)によると、レベル2の適用開始時期は、「2023年1月1日」となる。
◆SFDRの影響(直接・間接問わず)を受ける本邦の資産運用会社等においては、レベル2の適用開始に向けて準備を進めていくと同時に、CFA協会が2021年11月に公表した、資産運用会社等のESG開示に係るガイドラインの採用についても別途検討することになろう。
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