1. トップ
  2. レポート・コラム
  3. 法律・制度
  4. 金融規制(バーゼル規制その他)
  5. 欧州、「銀行同盟」創設は当面見送りか(速報)

欧州、「銀行同盟」創設は当面見送りか(速報)

EU危機管理枠組みの法案:EU統一の預金保険スキームの提案なし

金融調査部 主任研究員 鈴木 利光

サマリー

◆2012年6月6日、欧州委員会は、EU危機管理枠組みに関する法案を公表している。

◆法案は、EU危機管理枠組みのフレームワークとして、ベイルアウトを回避すべく、各加盟国の当局に対し、銀行および投資業者(investment firms)を対象として、(時系列に沿って、)(1)準備・事前予防、(2)早期介入、(3)破綻処理(resolution)の措置を実施する権限を付与する旨提案している。

◆施行時期は、2013年下半期と見積もられている。もっとも、ベイルインについては、デレバレッジの防止やバーゼルⅢとの整合性という観点から、2018年1月1日としている。

◆法案には、欧州委員会のバローゾ委員長が提唱した「銀行同盟」の創設は盛り込まれていない。このため、現時点では、ドイツが懸念したEU統一の預金保険スキームはEU危機管理枠組みのアジェンダに上がっていないことになる。

このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

執筆者のおすすめレポート