サマリー
◆市場の景気見通しの下方修正の動きが止まらない。11年Q1の低成長に続いて、足もとQ2の想定も2%台半ばに引き下げられている。コモディティ価格の高騰や洪水や竜巻、大雨といった悪天候、そして日本の震災によるサプライチェーン問題の影響などが要因として列挙されよう。なかでも、実質ベースの個人消費の低迷や自動車関連の生産減のインパクトは大きい。さらに、企業の景況感、特に製造業は急ブレーキがかかっており、Q3まで調整が及ぶ可能性も否定できない。
◆このような下方修正の動きは昨年もみられ、夏場にかけて二番底懸念を高めた。今年の場合、足踏み状態の期間はこれまでの想定よりも長くなっているが、昨年に比べると米国経済の体力はアップしており、様々な逆風のなかで歯を食いしばれるはずだ。従って、昨年の二の舞は回避されるという想定は変えていない。引き続き、景気減速は一時的なもので、年後半以降は再び緩やかな成長軌道を辿っていくという見通しの蓋然性は高いとみられる。
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