経済指標の要点（4/16～5/19発表統計分）

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2025年05月19日

経済調査部エコノミスト吉井希祐
経済調査部エコノミスト菊池慈陽
経済調査部エコノミストビリング安奈

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サマリー

◆【企業部門】2025年3月の輸出は減少し、生産は増加した。輸出数量指数は前月比▲0.8％だった。自動車関連財や集積回路を中心に減少した。米トランプ政権による関税発動前の駆け込み輸出の動きは目立たなかった。鉱工業生産指数は同＋0.2％と2カ月連続で上昇した。化学工業や生産用機械工業などが増産した一方、自動車工業などは低調だった。

◆【家計部門】2025年3月の個人消費は小幅に減少したようだ。家計調査における二人以上世帯の実質消費支出（季節調整値）は前月比＋0.4％だった一方、複数の需要側統計で補正したCTIミクロの実質消費（同▲1.7％）や供給側の商業動態統計の小売販売額（CPIの財指数で実質化）（同▲1.5％）は減少した。完全失業率は2.5％と前月から上昇した。他方、有効求人倍率（1.26倍）と新規求人倍率（2.32倍）は2カ月ぶりに上昇した。

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