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2017年10月全国消費者物価

6月以降の原油高の影響に注意

2017年12月01日

経済調査部 シニアエコノミスト 長内 智

経済調査部 エコノミスト 小林 俊介

サマリー

◆2017年10月の全国コアCPI(除く生鮮食品)は前年比+0.8%と10ヶ月連続のプラスとなり、市場コンセンサス(同+0.8%)通りの結果となった。季節調整値によって指数の基調的な動きを確認すると、全国コアCPIと全国新コアコアCPI(生鮮食品及びエネルギーを除く総合)はいずれも持ち直しの動きが出ていると評価できる。


◆先行きの全国コアCPIの前年比は、前年に下落していた裏の影響が剥落するなかで今後鈍化し始め、いったんゼロインフレ方向へ後戻りする見込みだ。ただし、その後は、2017年6月を底に原油価格が上昇に転じた影響が顕在化し、上昇圧力が徐々に高まるとみている。当面の焦点は、引き続き、資源価格の動向だ。


◆原油価格は2017年に入ってから軟調な推移が続いていたものの、6月を底に上昇基調に転じた。代表指標であるWTI原油先物価格の推移を確認すると、6月は40ドル/バレル台半ば程度であったが、11月には50ドル/バレル台後半まで上昇している。その影響がCPIのエネルギー価格(電気価格、ガス価格、灯油価格、ガソリン価格)に全て顕在化すると、コアCPI(前年比)は+0.46%pt程度も押し上げられることになる。

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