サマリー
◆2013年1-3月期の実質GDP成長率は前期比年率+3.5%(前期比+0.9%)と2四半期連続のプラス成長となった。内需寄与度が+0.5%ptと2四半期連続のプラス寄与となったことに加え、外需寄与度が前期比+0.4%ptと4四半期ぶりのプラス寄与となったことが実質GDPを押し上げており、内・外需のバランスがとれた成長となった。
◆2013年3月の企業関連の指標は、足下での企業部門の改善基調が継続していることを確認する内容であった。鉱工業生産指数(季節調整値)は、前月比+0.9%と、4ヶ月連続の上昇となった。輸出金額は前年比+1.1%と、2ヶ月ぶりの増加、季節調整値で見ると、前月比+1.6%と5ヶ月連続で増加となった。機械受注(船舶・電力を除く民需)(季節調整値)は、前月比+14.2%と2ヶ月連続のプラスとなった。企業関連の指標の先行きは、外部環境の改善に支えられて、改善基調が継続すると見ている。
◆2013年3月の家計関連の指標は、雇用・消費の改善基調を確認する内容であった。完全失業率(季節調整値)は、4.1%となり前月から0.2%pt改善、有効求人倍率(季節調整値)は0.86倍となり前月から0.01pt改善した。就業者数は前月から1万人の減少、失業者数は前月から17万人の減少となった。実質消費支出は前年比+5.2%と3ヶ月連続のプラスとなった。季節調整値で見ると前月比+2.0%と3ヶ月連続の増加、振れの大きい住居や自動車などを除いた実質消費支出(除く住居等)で見ると、同▲0.3%と4ヶ月ぶりの減少となった。家計関連の指標の先行きは、生産と企業収益の回復で、所得・雇用環境は改善に向かい、消費に関しても堅調な推移が続くと見込んでいる。
◆6月3日に発表される1-3月期法人企業統計では、企業収益の動向に注目している。国内景気が拡大しつつあるなかでも、1-3月期のGDP1次速報では設備投資は前期比▲0.7%と5四半期連続のマイナスとなった。しかし、キャッシュフローを潤沢に抱える企業が将来の売り上げ増加を見込めば、いずれは設備投資の動きも活発化するだろう。設備投資増加の第一条件として、企業収益が堅調に改善していることを確認したい。
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