サマリー
◆2016年の新興国経済の帰趨を決めるうえで注目すべきは、資源価格、中国景気、米国利上げのインパクトであろう。IMFは新興国全体の成長率が2015年見込みの4.0%から4.5%に回復するとみているが、中国に関しては6.8%から6.3%に減速するとしている。これらが両立するとは考えにくい。
◆これまで新興国の成長率は中国のそれと同調的に動いてきた。2016年は新興国全体、中国ともに、2015年と同程度の成長率で安定化することになろう。米国利上げのインパクトは大きくないと考えられるが、新興国各国には自国通貨安を容認し、介入によって外貨準備の費消を避ける我慢強さが求められる。
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