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資金循環統計(2018年4-6月期)

株価上昇と円安により各主体の金融資産残高は増加

政策調査部 主席研究員 土屋 貴裕

ニューヨークリサーチセンター 研究員(NY駐在) 矢作 大祐

飯嶋 カンナ

森 駿介

金融調査部 研究員 中村 文香

金融調査部 研究員 田中 大介

サマリー

◆日本銀行(以下、日銀)から 2018年4-6月期の資金循環統計(速報)が公表された。2018年4-6月期は、株価上昇と対ドルでの円安進行によって資産価格が持ち直し、多くの主体の金融資産残高が増加した。

◆家計は、16四半期ぶりに個人向けカードローン等を含む消費者信用のフローがマイナスに転じた。また、民間非金融法人企業のフロー全体は減少したが、対外証券投資・対外直接投資を増加させており、引き続き積極的に海外投資を行っている姿が見て取れる。

◆対外証券投資のフローは、一般政府、保険、非金融法人企業などで取得超となった一方で、預金取扱機関は3四半期連続で処分超となっている。

◆7-9月期の注目点は、民間非金融法人企業の資金が引き続き前向きな投資に向かうかどうかという点である。また、日銀の「強力な金融緩和継続のための枠組み強化」が与える影響も注目されよう。

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