2013年07月25日
サマリー
◆2013年3月末の国際与信残高は25兆2,367億ドルと前期(2012年12月末)に比べ▲1,994億ドル(前期比▲0.8%)となり、僅かな減少となったものの、水準はほぼ横ばい。主要先進国の中銀による金融緩和の姿勢維持等が金融市場の安心感につながったためと思われる。
◆与信側(銀行側)からみると、前期に比べ米銀は与信残高を増加させたが、欧州の銀行と邦銀は減少した。与信残高に占める欧州の銀行の割合は低下傾向にあり、それを米銀と邦銀が補う形が続いている。
◆与信受入側では、前期に比べ新興国向けは増加したものの、欧州先進国向け、その他先進国向けは減少した。アジア向けは3四半期連続の増加となった。短期与信の割合は低下基調にあるものの、外貨建て与信割合は上昇しており、注視が必要。
◆先行き、国際与信は着実に増加すると思われる。米国のQE3縮小に伴う金融市場の混乱は落ち着きつつある。また、QE3縮小は米国経済の回復の進展を示すものであり、それに伴い世界経済も回復すると期待されるためである。
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