サマリー
◆現在の国内株式市場は、安倍政権による新たな経済政策に対する期待から好調な推移を続けている。ただし当面は、「資産買入れ等基金」に頼らざるを得ないこともあり、市場からは、最も重要な「持続的な成長戦略の推進」を実現するために、追加的な政策(矢)への期待も根強い。
◆我が国において「資産買入れ等基金」と同等に市場心理をプラスに働かせる政策の一つとして公的年金の存在が挙げられる。特に、現時点で、政策資産配分の1割程度に留まっている国内株式の投資金額を引き上げるインパクトは、金額の多寡にかかわらずアナウンスメント効果として大きいともいえる。
◆今後、公的年金においては、(第4の矢として)政策的に市場心理にプラスに働きかける運用のレジームチェンジが期待される。特に厚生年金基金制度廃止後の代行返上と、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の基本ポートフォリオの変更が控えている現在のタイミングでは尚更ともいえる。
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