サマリー
◆シェアリングエコノミーの中でも議論が先行している民泊については、「『民泊サービス』のあり方に関する検討会」において検討を行ってきたが、6月2日には、旅館業法とは別の法制度とすることを盛り込んだ「規制改革実施計画」が閣議決定されている。
◆ライドシェアに関しては、自家用車での有償運送を可能とする改正国家戦略特別区域法が6月に公布されたが、非営利を前提としたものである上、全国での実施やライドシェアの導入を認めない旨の附帯決議が付されている。ただし、ライドシェア単独ではなく、シェアリングエコノミー全体の推進に伴うかたちで進展する可能性は否定できない。
◆日本再興戦略2016で掲げられた「シェアリングエコノミーの健全な発展」に関して、7月にシェアリングエコノミー検討会議が設置され、自主規制のあり方等に関する審議が始まっている。同検討会議資料では、シェアリングエコノミーの事例が示され、多方面に急速に拡大していることがわかる。
◆シェアリングエコノミーには多くの課題が残されており、規制のあり方や既存事業者の扱い、外部不経済の問題を克服する必要がある。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
執筆者のおすすめレポート
-
民泊新法案が閣議決定
~旅館業法改正と合わせ、宿泊関連事業の制度はどうなるのか~
2017年03月15日
-
注目の"民泊"制度を巡る考察(1)
~高まる民泊ニーズと制度設計について~
2016年01月25日
-
注目の"民泊"制度を巡る考察(2)
~民泊を巡る諸問題とシェアリングエコノミーを切り拓く新制度導入へ向けた今後の課題~
2016年02月01日
-
走り出す国家戦略特区"民泊"
~地域限定の“もうひとつの民泊”にみる民泊の制度設計~
2016年02月17日
同じカテゴリの最新レポート
-
ポピュリズム・スパイラルの経済学
中技能労働者の賃金低下が招く「悪循環」
2026年05月13日
-
足元で再び増えたテレワーカー
人手不足下の雇用戦略としての新しい手段?
2026年04月28日
-
女性特有の健康課題にどう向き合うか
~対応加速と国際標準化への備え~『大和総研調査季報』2026年新春号(Vol.61)掲載
2026年01月26日
最新のレポート・コラム
よく読まれているリサーチレポート
-
超富裕層の株式譲渡所得への税率はミニマムタックス込みで最高35.63%に
2026年度税制改正大綱解説(3)富裕層課税(ミニマムタックス)
2026年02月09日
-
いまさら人には聞けない 大量保有報告(5%ルール)のQ&A 【改訂版】
2024年金商法等改正法(2026年5月1日適用開始)を反映
2026年04月03日
-
検討進むガバナンス・コード改訂:2月案と4月案の相違点は
「解釈指針」は原則と一体という記述は削除。現預金への注目を避ける修文。
2026年04月10日
-
企業が意識すべきCGコード改訂案のインプリケーション
「金融資産」「実物資産」がコードに入った意味
2026年04月16日
-
日本経済見通し(2026年4月)
中東情勢緊迫による景気下振れリスク上昇で4月利上げは見送りか
2026年04月21日
超富裕層の株式譲渡所得への税率はミニマムタックス込みで最高35.63%に
2026年度税制改正大綱解説(3)富裕層課税(ミニマムタックス)
2026年02月09日
いまさら人には聞けない 大量保有報告(5%ルール)のQ&A 【改訂版】
2024年金商法等改正法(2026年5月1日適用開始)を反映
2026年04月03日
検討進むガバナンス・コード改訂:2月案と4月案の相違点は
「解釈指針」は原則と一体という記述は削除。現預金への注目を避ける修文。
2026年04月10日
企業が意識すべきCGコード改訂案のインプリケーション
「金融資産」「実物資産」がコードに入った意味
2026年04月16日
日本経済見通し(2026年4月)
中東情勢緊迫による景気下振れリスク上昇で4月利上げは見送りか
2026年04月21日

