サマリー
◆2024年8月末に各官公庁から公表された令和7(2025)年度税制改正要望につき、金融・証券に関する事項について解説する。
◆金融庁からNISA(少額投資非課税制度)のつみたて投資枠にアクティブETF(上場投資信託)を加えることが要望された。加えて、NISAの利便性向上のための金融機関変更時の即日買付の導入やETFの最低取引単位の見直しも求めている。
◆相続税に係る物納の申請件数は減少傾向にある。金融庁から換金性の高い上場株式等について物納を利用しやすくするための特例措置や、相続税に係る上場株式等の評価方法等の見直しが要望された。
◆エンジェル税制のプレシード・シード特例や起業特例に係る非課税措置が適用されるには、再投資期間内にスタートアップ等に投資しなければならない。経済産業省はこの再投資期間の延長を要望した。
◆その他、結婚・子育て資金一括贈与や住宅ローン減税など既存の税制措置の延長なども要望されている。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
執筆者のおすすめレポート
-
株式対価M&Aの活性化に向けた提言
外国会社の買収や子会社株式追加取得への株式交付利用が提言される
2024年09月10日
-
パーシャルスピンオフ税制の動向
適用期限の延長、初の事業再編計画の認定など
2024年07月05日
-
2024年度税制改正解説-金融・証券税制
税制適格ストックオプション制度の拡充など
2024年02月26日
同じカテゴリの最新レポート
-
国債保有優遇・NISA利便性向上を要望
金融庁・令和9年度税制改正要望
2026年09月17日
-
国税庁が非上場株式評価の方向性を公表
簿価純資産と収益力で評価する「残余利益方式」に統一の方向
2026年09月08日
-
教育資金負担を支える子ども支援口座制度
台湾でも新たな子ども支援口座の構想が浮上
2026年07月06日
最新のレポート・コラム
よく読まれているリサーチレポート
-
2026年ジャクソンホール会議の注目点は?
ウォーシュ議長はインフレ抑止に対する姿勢を明確に打ち出すか
2026年08月20日
-
“TACO”指数で読む トランプ大統領の“TACO”化の兆し
市場と世論が映す政策転換のサイン
2026年08月13日
-
高市政権誕生後の長期金利をどうみるか
2035年に3.3~4.0%程度で、海外保有拡大で更なる上昇も
2026年08月12日
-
第230回日本経済予測
円安・金利上昇下の日本経済と成長力強化への課題①AI活用による経済への影響、②資産市場と経済の好循環、を検証
2026年08月21日
-
GPIFガバナンス改革の功罪と課題解決の道
目先の運用見直しの可能性は低いが、硬直的運用への対応が課題
2026年08月13日
2026年ジャクソンホール会議の注目点は?
ウォーシュ議長はインフレ抑止に対する姿勢を明確に打ち出すか
2026年08月20日
“TACO”指数で読む トランプ大統領の“TACO”化の兆し
市場と世論が映す政策転換のサイン
2026年08月13日
高市政権誕生後の長期金利をどうみるか
2035年に3.3~4.0%程度で、海外保有拡大で更なる上昇も
2026年08月12日
第230回日本経済予測
円安・金利上昇下の日本経済と成長力強化への課題①AI活用による経済への影響、②資産市場と経済の好循環、を検証
2026年08月21日
GPIFガバナンス改革の功罪と課題解決の道
目先の運用見直しの可能性は低いが、硬直的運用への対応が課題
2026年08月13日


