金融庁、虚偽記載問題への対応策公表

自主点検の要請と金融審での検討を決定

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  • 吉井 一洋

サマリー

◆ 金融庁は11月16日に、『ディスクロージャー制度の信頼性確保に向けた対応について』を発表した。同ペーパーでは、一連の虚偽記載問題により低下したディスクロージャー制度の信頼性を回復するため、以下の対応をとることとしている。
 ◇ 有価証券報告書の審査体制の見直し
 ◇ 12月17日を期限とする開示企業の自主点検
 ◇ 公認会計士等に対する監督強化
 ◇ 内部統制の経営者による評価・監査法人による監査や課徴金制度導入などについて、金融審議会で検討を開始する。
 ◇ 各証券取引所への対応の要請

◆ このうち、金融審議会での検討結果は、2004年度内には、報告される模様である。

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