サマリー
◆2025年1月改訂のIMFの世界経済見通しにおいて、2025年の世界の経済成長率は上方修正された。しかしその背後で、世界の目はトランプ米大統領の再登場がもたらす影響を慎重に見極めている。加えて、選挙が相次いだ2024年に世界各国・地域の当時の政権与党に吹き荒れた逆風は、2025年もドイツ総選挙を筆頭にすぐには収まりそうにない。ここ数年の懸念材料であったウクライナや中東での紛争には、収束に向けた動きも一部出始めているが、事態は決して予断を許さない。世界経済については、全般に将来が見通しにくい情勢が続いている。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
執筆者のおすすめレポート
-
日本経済見通し:2025年1月
2025~34年度における経済財政・金利・為替レートの中期見通し
2025年01月24日
-
米国経済見通し トランプ新政権における4つの注目点
移民排除のエスカレーションと追加関税措置の示唆に翻弄され得る
2025年01月23日
-
欧州経済見通し トラス・ショック再来への警戒感
財政不安による国債安・通貨安懸念/欧州経済中期見通し
2025年01月23日
-
中国:2025年と今後10年の長期経済見通し
25年:2つの前倒しの反動。長期:総需要減少と過剰投資・債務問題
2025年01月23日
同じカテゴリの最新レポート
-
第227回日本経済予測
高市新政権が掲げる「強い経済」、実現の鍵は?①実質賃金引き上げ、②給付付き税額控除の在り方、を検証
2025年11月21日
-
主要国経済Outlook2025年11月号(No.468)
経済見通し:世界、日本、米国、欧州、中国
2025年10月23日
-
世界の不透明感を反映する金価格の高騰
2025年10月23日

