サマリー
◆2020年1月の貿易統計によると、輸出金額は前年比▲2.6%と減少したもののコンセンサス(同▲7.0%)を上回った。季節調整値で見ると、前月比▲3.7%と3ヶ月ぶりに減少した。輸出金額は数量の減少を主因として、18年半ばから減少基調が続いている。
◆1月の輸出数量(大和総研による季節調整値)は前月比▲6.0%と2ヶ月ぶりに減少した。地域別に見ると、米国向け(同+1.5%)は増加したものの、EU向け(同▲7.0%)、アジア向け(同▲9.3%)は減少した。アジア向けの減少は春節が早く、1月の休日数が多かったことも影響している可能性がある。
◆先行きの輸出数量は、短期的には新型肺炎の影響によって中国向けを中心に減少が見込まれる。その後も世界経済減速の影響が見られる中、足踏みが続くとみている。地域別に見ると、アジア向けは新型肺炎の影響が落ち着き次第緩やかに回復することが見込まれる。他方、EU向けは減少基調、米国向けは横ばい圏で推移するだろう。
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