経済指標の要点(1/22~2/18発表統計分)

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2020年02月18日

  • 経済調査部 エコノミスト 小林 若葉
  • 経済調査部 研究員 中田 理惠
  • 経済調査部 エコノミスト 田村 統久
  • 小林 俊介
  • ニューヨークリサーチセンター 研究員(NY駐在) 藤原 翼

サマリー

◆【企業部門】2019年12月の製造業の企業活動はいったん持ち直した。輸出数量は前月比+4.3%と2ヶ月ぶりに増加した。米国向け、EU向け、アジア向けのいずれも増加した。米国向けは6ヶ月ぶり、EU向けは5ヶ月ぶりの増加である。鉱工業生産指数は、輸出の回復や台風で被災した工場の稼働正常化により3ヶ月ぶりに増加(同+1.2%)した。一方、第3次産業活動指数は同▲0.2%と、非製造業の企業活動は消費増税後の反動減からの回復が鈍い。

◆【家計部門】2019年12月の雇用・賃金、個人消費は強弱入り混じる結果であった。就業者数は前月差+13万人と増加し、完全失業率は2.2%と前月から横ばいとなった。一方で、実質賃金は2ヶ月連続で前年割れとなった。個人消費は、前月比▲1.7%と2ヶ月ぶりに減少した。

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