サマリー
◆8月の貿易統計によると、輸出金額は前年比▲8.2%とコンセンサス(同▲10.0%)は上回ったものの大幅に減少した。2019年に入り、金額は前年比でマイナスの推移が続いていたが、8月は米中摩擦が激化したことで輸出数量が減少した。加えて、円高方向にシフトしたことが輸出金額を押し下げた。
◆8月の輸出数量(大和総研による季節調整値)は前月比▲4.6%と3ヶ月ぶりに減少した。輸出数量を地域別に見ると、米国向け(同▲5.0%)、アジア向け(同▲4.4%)、EU向け(同▲3.7%)と総じて減少した。
◆なお、優遇対象国から除外する改正政令が施行された韓国向けの輸出金額(大和総研による季節調整値)を確認すると、8月は前月比▲2.2%と2ヶ月ぶりに減少した。一部品目での駆け込みの輸出は見られたが、食料品(同▲28.7%)や輸送用機器(同▲12.4%)などが全体を押し下げた。政治情勢の悪化により、不買運動の影響が出た可能性がある。
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