サマリー
◆2026年1月の貿易統計によると、輸出金額は前年比+16.8%と5カ月連続で増加し、季節調整値も前月比+9.9%と2カ月ぶりに増加した。輸入金額は前年比▲2.5%と5カ月ぶりに減少し、季節調整値は前月比+4.5%と3カ月連続で増加した。貿易収支は▲1兆1,526億円と3カ月ぶりに赤字に転じた。季節調整値では+4,555億円と2カ月ぶりの黒字となった。
◆2026年1月の輸出数量は前月比+3.1%と2カ月ぶりに増加した。地域別では、米国向け(同+1.3%)、EU向け(同+0.2%)、アジア向け(同+7.6%)がそろって増加した。アジア向けのうち中国向け(同+19.4%)も増加したが、振れを均せば減少基調が続いており、2009年のリーマン・ショック直後を下回る歴史的な低水準となっている。
◆先行きの輸出数量は、横ばい圏で推移するだろう。旺盛なAI・データセンター需要を背景に、情報関連財は引き続き底堅く推移する一方、関税コストの転嫁による米国内需の抑制や、軟調な中国経済などの下振れリスクには引き続き注意する必要がある。
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