サマリー
◆5月の消費は、需要側、供給側ともに前月から増加した。需要側では、10連休のゴールデンウィークによる影響(保険料支払日の後ろ倒し、在宅時間の増加)が押し上げ要因となった。加えて、サンプル要因によるプラスの影響(借家比率の上昇)も相俟って、強めの結果となった。他方、供給側では、自動車販売が全体を牽引した。5月の消費は総じて良好な結果となったものの、消費者マインドは悪化が続いており、先行きの消費動向には引き続き注意が必要だ。
◆実質個人消費の先行きは、一進一退が続くとみている。個人消費の鍵を握る所得について、景気が停滞し企業業績が頭打ちとなる中、名目賃金の上昇ペースは鈍くなることが見込まれる。また、雇用環境の改善に頭打ち感が見られることや消費増税を背景とする消費者マインドの悪化も消費の下押し要因となろう。
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